【06年12月04日(月曜日) 禁煙173日目】
11月29日禁煙セラピー の著者である、アレン・カーさんがスペインの自宅で亡くなられた。72歳という事だ。自分もこの本にはかなり影響を受けたが、簡単にアレン・カーさんの経歴を説明しようと思う。
彼はロンドン出身。1日に100本吸っていたヘビースモーカーの会計士だったが、83年に禁煙に成功。世界30カ国以上に、70を上回る禁煙クリニックを開設するとともに、自らの体験を基に日本でもベストセラーとなった「禁煙セラピー
」など多数の本を出版、2500万人以上を禁煙に導いたとされる。
そして・・・今年夏、肺がんと診断された。皮肉な事に死因は肺がんだった。彼はもし禁煙できていなかったら、まだ早く死んでいたと話していたらしい。
タバコを吸ったら100%肺がんになる。ただ・・・肺がんにならない人はその前に、別の病気で死んだりするだけだ。
2500万人以上禁煙に導いたアレン・カーさんも肺がんで亡くなった。彼の場合喫煙者と向き合ってきたので、副流煙が原因で肺がんになったのかもしれない。タバコをやめて23年間、自分の吸っていたタバコで肺がんになったとは考えにくい。
しかし、その可能性も捨てきれない!タバコを吸ったら100%肺がんになる・・・。これは抗がん剤を製造販売している自分の友達が言う言葉なのだ。自分も15年間タバコを吸ってきた。『肺がんになる導火線』についた火は消えていないかもしれない。
アレンさん・・・。あなたのお陰で禁煙できた方は心からあなたに感謝しています。あなたが救ったのは、人間が生み出したタバコという魔物から抜け出す事のできたかけがえのない人生です。安らかにお眠り下さい・・・。
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